史跡めぐりクラブ22

加賀藩 旧前田家見学と東京大学教養学部散策

 

 124日(水)史跡巡りクラブ・14回として、目黒区立駒場公園内旧前田家の洋館10:30

50分 和館 11:3030分見学

 江戸時代より文京区本郷にありましたが、関東大震災後等価交換(5倍)でこの地に移る。

旧前田家本宅は、旧加賀藩主前田家16代当主前田利為侯爵の居宅として造られた。建物は、昭和初期の和洋両建築の粋を集めたもので化粧レンガやタイル張りの洋館は昭和4年全館セントラルヒーティングで建てられました、書院造りの和館は昭和5年に完成。

終戦後すぐに接収され、マッカーサー元帥の住まいとして使用されました。その為135人程いた使用人宿舎や、馬場・温室などは、防犯上取り壊されてしまいました。昭和32年に返還される

ガイド付きで、説明もわかりやすく、ガイドさんも熱心で時間オーバーになつてしまいました。お天気にも恵まれ、今盛りの紅葉を楽しみました。

 その後公園を抜け、となりの東京大学の広い校内の満開の銀杏並木を散策しながら、昼食場所のフレンチレストランに向かいました。食事場所は狭く騒々しかつたが、予約ができて19人が一緒に食事できる店は、大学内はもとより、この近辺にも見つかりませんでした。

食後、東大正門を出てすぐの、京王井の頭線・駒場東大前駅で、解散しました。

 その後、それぞれで、近くの日本民芸館や新国立競技場などへ、向かいました。

但 残念ながら日本民芸館は、今月15日まで館内整備の為休みでした。

渋谷のすぐの場所でこのような広くて閑静なところが在るのに驚きました。

 

(本 間)


戸定邸・戸定歴史館・本土寺散策

9月20日(金)、13回目の史跡巡りとして、松戸市のじょう邸・戸定歴史館、本土寺を散策しました。史跡巡りとして、初めて千葉県を選びました。

 最初に訪れたのは、松戸駅近くの戸定邸・戸定歴史館であり、ここは江戸幕府最後の将軍徳川慶喜の弟徳川昭武(あきたけ)の住まいで国指定の重要文化財になっています。建物は下総台地上にあり、眼下に江戸川、遠くに富士山を望み、江戸にも近いところです。

 徳川慶喜は、昭武を将軍候補とし、パリ万国博覧会へ将軍名代として派遣するなど親密な間柄で、しばしばこの地を訪れていたようです。

 建物内に入ると往時の建築様式やその生活内容がうかがえ、江戸末期から明治初期の時代にタイムスリップした雰囲気になります。

 その後、北小金駅から本土寺参道の昼食会場に移動、食事後、本土寺を訪れました。本土寺は、日蓮宗の寺として文永6年(1269年)に建立された歴史のある寺で、近年は「あじさい寺」として親しまれているようです。

 最後に、参道脇の売店(農産物直売所?)でお茶をただきながら、雑談しながらの小休止、その後、北小金駅にて解散しました。

 今回、千葉県では甚大な被害を出した台風15号により、史跡巡りも危ぶまれましたが、昼食会場の電話の一時不能や本土寺の山門の屋根の一部に被害があった程度だったので予定通り実施することができました。(被害を受けられた方々には心よりお見舞い申し上げます。)

 次回の史跡巡りは、12月4日(水)目黒方面とのことです。 (大沢)


王子・飛鳥山界隈散策

 史跡巡りも12回目となりました。今回は、渋沢栄一ゆかりの地「王子・飛鳥山公園」を訪れました。この地域一帯は、徳川幕府8代将軍吉宗により江戸庶民のための行楽地として開発され、歌川広重等の数多くの錦絵にも描かれている江戸時代からの観光地でもあります。

6月14日(金)午前10時JR王子駅北口に19名(男性7名、女性12名)が集合しました。午前中は2班に分かれ移動することにし、東京都北区のボランティアガイドさんが各班に2名ずつ付いて王子地区の名所旧跡を案内してくれました。木々の青葉の美しい「音無親水公園」を経て、1322年建立の由緒ある「王子神社」を参拝しました。境内には樹齢600年の大銀杏や理容業界の神様とされる関神社があります。次に関東稲荷総社の格式を持つ王子稲荷神社を訪れ、パワースポットの「狐穴の跡」を恐る恐る覗き込み、また、大きな願掛け石の持ち上げにチャレンジした人もいました。午前中最後の訪問地は、深山幽谷の趣のある庭園が広がる「名主の滝公園」。都会の中のオアシスと感じました。午前中、資料や錦絵(写)を手に持ち、熱心に説明してくれた「来たくなるまち北区」の4名のボランティアガイドさんに感謝、有り難うございました 

昼食を北とぴあ17階展望レストラン「山海亭」にて取った後、全員で飛鳥山公園内の旧渋沢庭園に向かいました。途中通った「飛鳥の小径」では満開の紫陽花が私達を迎えてくれました。

新一万円札の肖像画に選ばれた日本資本主義の父「渋沢栄一」は、飛鳥山に住居を構えていました。敷地内の庭園部分は、現在「旧渋沢庭園」として開放されています。庭園内の青淵文庫や晩香蘆(内外の賓客を接待した建物)を見た後は自由行動とし、3つの博物館(飛鳥山博物館、紙の博物館、渋沢資料館)を各人自由に見て回ることにしました。あまり時間が無く殆どの人が「渋沢資料館」のみの入館となりましたが、渋沢栄一の偉業を改めて窺い知ることが出来ました。午後3時に一旦解散とした後、飛鳥山博物館3階の喫茶店カフェ・ヴァーチェにて、炊きたてのコーヒーや季節のケーキセット、名物のおはぎ等を味わい、一日の疲れを癒しました。皆さんの日頃の行いが良いせいか天候にも恵まれ、楽しい一日となりました。